猫の保護活動

…を始めて3年半になります。

大変な時もあるけど、外の暮らしをしていた猫、飼い主のいなかった猫に、ずっとのお家を見つけてあげて、我が家を巣立ち、幸せそうな姿をラインで報告して頂いたりSNSで確認できたりすると本当に良かったね!と思うし、幸せのお裾分けをしてもらった嬉しさがあります!

汐のHPにもチラホラ保護猫の写真を載せています。プロフィールで私が抱いている子猫も保護猫です。この子は今はマロンくんという名前で、兄妹2匹で可愛がられています!

ですが…。

今年は異常なほど保護猫の数が多い!

なので去年までほど積極的に受け入れられなくなってしまいました…。

比較しますと、去年は計24匹の子を保護し、内1匹(ポンタ)だけはうちの子になりましたが他の子は全て年内にお家を見つけて卒業できています。成猫でも、決まるのは割と早かった。人慣れ微妙にて難航したハニーでさえ保護から5か月後でした。

それが今年は。

2月~9月の期間中、子猫計5匹しか受け入れてないのですが、決まったのは2匹。明らか少ないです。

2月、生後推定5か月の3兄弟を保護受け入れ。初期医療して体調を整え、3月に募集開始しましたが、野田の譲渡会では決まらず、他県他市の譲渡会にも出るようになりました。そして内1匹は5月、越谷の譲渡会でご縁を頂きました。

そして以下の兄弟2匹はまだ里親さんが見つかっておらず、うちの子にするか非常に悩んでいるところです(^_^;)

たけみっち現在1歳
まいきー同じく1歳

この子達の譲渡会参加は現在一旦保留。理由は、まいきーの人慣れがまだ上手くいかないのと、6月に小さな兄妹を保護したので、その子たちの里親を先に見つけるためです。

どうしても大きくなると不利になってしまいます。切ないのですが。成猫にこそ良いところはたくさんあるのですが。しかし子猫神話は根強いですね…。

その小さな兄妹、女の子の方は柏の譲渡会でご縁を頂きまして8月に卒業叶いました!↓

エリンギちゃん→今はエリちゃんです!

そしてまだ募集中の、現在4か月になる↓

なめこ君です!本当に可愛いんです

いや、しかしこんな小さな子たち、生後推定2か月頃から募集開始し、ここまで苦戦するなんて。今までなかったことです。

というのも、春ごろから子猫案件がとっても多くなったのです。それぞれの保護ボラさん、どこも一杯一杯です。

去年までは野田の譲渡会、多くても10匹位でした。参加1匹という月もありました。

しかし今年は多く、特に6月から子猫が出始め、30匹前後になるように。7月に至っては40匹台で過去最高の参加頭数。

こうなっては…成猫も子猫もみーんな可愛いので来場者さんも目移りしてしまいますよね。

なめこだけではなく、本当に可愛いのに数か月決まらない子猫たち、沢山います。

需要と供給(供給というには語弊ありまくりですが)が嚙み合わなくなってしまってます。

保護を必要とする猫の存在。これは将来的にゼロになってほしいところなのです。

お家のない猫、外で生まれる猫、捨てられる猫

そんな不幸な猫たちを減らしていき、すべての猫が安全なお家の中でぬくぬくできる未来を目指したい。保護活動が必要となくなる未来が理想なのです。

しかし生まれてきてしまう…

相談案件が多いのはきっと保護活動を取り上げ美談にするTV番組の影響なのでしょう。ああいうのを否定はしませんが、ちょっと違う…と思っています。

団体に連れて行けば何とかしてくれる!とか、可哀想な猫を見かけたら教えて何とか助けてもらおう!という意識の人が増えたのかと思います。でも、丸投げされても困ってしまいます。確かにTVに取り上げられるような有名な団体は体力があるのかも知れない。寄付金も多く集まるのかも知れませんしボラの数も多そうです。ですが日本全国にいる無数の団体さんの恐らく9割以上は、そうではないと思います。

私の所属している団体は市民団体です。シェルターはなく、ボラそれぞれの個人宅で自腹を切って保護している。皆さん普通に生活をして仕事をして、その上で保護活動しています。もちろん削るのはお小遣いやプライベートの時間。限りがあります。なので、無限に受け入れ可能ではありません。

なので、可哀想な猫を見かけたら、まずあなたが手を差し伸べてください。

保護をする、初期医療や避妊去勢をする、里親を探す…そのためのお手伝いをする団体なのです。

丸抱えはできません。申し訳ないです。

(私、代表でも幹部でもありませんが)

保護猫が増えていく現状を鑑みて、会員の一人としてこれは伝えないと、といった次第です(;^ω^)それだけ、切羽詰まっています。

私は今抱えている3匹が卒業できたら、しばらく受け入れるのは控えようと思います。

高齢の飼い猫がいるので、そろそろ介護が必要になりそうですし、私自身もプライベートでやりたい事や行きたい所などあります。ヒトですから。飼い猫も9匹になってしまって(もしたけみっち、まいきーを我が子として受け入れることになったら11匹ですし)自分の子たちのQOLを確保するのも大変になってきましたので。

そう、そこなんです!

里親が見つからなければ我が子になってしまう

んですよね。なんせしばらく保護した後に外に戻すわけにはいきませんから。←これは遺棄罪になります。ならなくたって、したくないです。

去年まではコンスタントに里親が見つかったので続けてこられました。でもそろそろ厳しいなと。これ以上我が子を増やせません。

これは軽い多頭飼育崩壊というやつなのでは。いや、まだ崩壊していませんが、予備軍…?だね、うん!キケンキケン!というセンサー鳴りまして。

で、普段も時々Twitterで呟いているのですが改めて。不幸な猫を増やさないための最低常識。

〇野良猫に餌をやるなら不妊手術しよう!蛇口を閉めて!

〇飼い猫も不妊手術して!素人繁殖させないで!

〇飼い猫は絶対室内飼いで!外に出さないで!

〇終生飼育してください。大切な家族です!万が一飼えなくなったら自分で責任もって新しい飼い主を見つけて下さい!

これだけでも守ってもらえれば、だいぶ違うと思うんです。野田市。多すぎるよ!いまだに昭和の感覚で生きている化石のような人がいたら教えてあげて下さい。

そして、保護猫を家族に迎えてあげてください。飼ったことがない、旅行に行きたい、出張も多い…それなら私がシッターとしてサポートしますので!(ちょびっと宣伝)(笑)

猫を好きな人は既に飼っています。

既に何匹も飼ってらっしゃる方に、頑張って増やしてくださいなんて中々言えません。

好きだし飼ってみたい…

そこから一歩進んでいただけたら、それはもう楽しく幸せなモフモフライフが始まります事お約束します。

https://aineko-noda.com/?post_type=pupkit

家族を待っている猫たちはこちら↑

最後に。保護活動にも様々な形がありまして。

保護、里親探しに力を入れる団体。

譲渡会に力を入れる団体。

まずは蛇口止め!と、TNRに力を入れる団体。

団体でなく個人で活動している方でも、こうした形態に分かれる傾向あるかと。

私の所属している団体は3つ全て行っています。あくまでできる範囲内なのですが、これがなかなか、どれも大変なのです。

不幸な猫を減らすのに、どれを優先するのが正しいのか…様々な声をTwitterで目にします。理想の形は分からずじまいです。

少なくとも分かってきたことは、行政が民間=ボランティアに丸投げしている構図がほとんどなので、そのままではいけない、ということです。殺処分ゼロを掲げたいばかりに、愛護センターは受け入れを極端に減らしました。…確かに、国民みんなが動物の命をもっと重く扱うべきなので安易に持ち込むべきではない。しかし、その分保護団体に皺寄せがきているのも事実です。

現状各自治体任せなので、保護動物活動にとても手厚い市町村があるのも事実。

なので、地域格差…もっと言うなら現場の担当者ガチャみたいなことが多いように感じます。

そこ、国としても手厚い自治体を見本として、指針を作ってほしいと思いますね。自分が一個人として出来る事と言えば、そういう政治家に投票していきたいと思います。見極め、頑張ります。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA